現代社会に住む私たちは、食べ過ぎや有害物質で体に多くの毒をため込んでいます。
それが私たちの不調の大きな原因です。「入れる」ことより「出す」ことを考えましょう。

砂浴とソフト断食はいずれも、専門家や器具に頼らずに自分でできる「出す」健康法です。
砂浴とソフト断食で、からだにたまった毒をどんどん出しましょう!

2019年 砂浴合宿スケジュール

第13回 2019年5月25日(土)~27日(月)  受付終了
第14回 2019年6月22日(土)~24日(月)  満席
第15回 2019年7月6日(土)~8日(月)  満席
第16回 2019年9月7日(土)~9日(月)  満席
第17回 2019年10月5日(土)~7日(月)※予備日程  満席

すべて満席になりました。
ありがとうございます。

場所
静岡県浜松市(遠州灘および浜名湖周辺)

集合
初日13:00 現地集合
※電車の方はJR浜松駅北口12:30集合
送迎いたします。

解散
最終日 14:30頃

参加費(税込)
2泊3日 40,000円
※2回目以降の参加は5,000円割引

定員
各15名

宿泊
浜名湖コンドミニアム「静かな湖畔」
〒431-1424静岡県浜松市北区三ヶ日町2235-7
電話:053-524-4848

持ち物
水筒、ビーチサンダル、タオル、着替え。水着、洗面具、ノート、筆記用具他

合宿スケジュール

1日目(土)午後 砂浴 夜 講座
2日目(日)砂浴(終日)夜 講座
3日目(月)午前中 砂浴
※温泉入浴後浜松駅で14:30頃解散

キャンセルポリシー

開催日の1週間前以降のキャンセルは所定のキャンセル料を申し受けます。
3日前以降・・・100%
1週間前以降・・・50%
※8日前まではキャンセル料はかかりません。
※毎回多くのキャンセル待ちの方がおられます。
不参加が決まりましたら早めのご連絡をお願いします。

 

★砂浴指導 橋本俊彦
1956年生まれ・鍼灸師
故・瓜生良介氏に操体法・快医学を師事。
20年以上前から猪苗代湖で砂浴合宿を開催、1000名を超える参加者を迎えてきました。
福島県で治療院をしているときに震災にあい、家族と松本に疎開。
各地で快医学講座を開講。2015年5月に松本市に治療院OPEN。
著書に「自然治癒力を高める快療法」「緑のセルフケア」等
はしもと治療院 〒390-0315 松本市岡田794 電話090-3757-1998

出すこと、治癒とは?

腎臓、汗、腸、呼吸からの排泄

私たち人は、誰に教わるのでもなく、生まれたときから最期を迎えるまで息をして、ご飯を食べ、からだを動かし、想いを巡らせて生きています。

人の生活にはこうした息、食、動、想という決して人に替わってもらうことのできない4つの生活行為と家族や社会における人間関係、水や空気のような自然環境が相まって私たちのいのちが営まれています。

病気とは、これらの生活行為と環境の相互バランスの崩れによるものですが、人や動物には、病気やけがを癒す、自己修復メカニズムを持ち合わせています。

それは、自己治癒力という言葉で呼ばれ、「健康を維持し、病気を治そうとする自然の所与の能力」です。

ところが現代人は、この自己治癒力のスイッチが上手く入らない人が少なくありません。

要因として狩猟社会から農耕社会への移行、工業化社会から情報化社会への変遷など人類史上数万年単位のなかでの生活環境の急速な変化などが考えられますが、特に現代の飽食時代の「食べ過ぎ・飲み過ぎ」、現在の背景にある工業化、情報化社会の中で、「忙しすぎ」「気の使いすぎ」などが、自己治癒力が働かない大きな要因になっていると考えられます。

一方、砂療法やソフト断食などで体内の老廃物を積極的に排泄すると様々な症状を改善し、治癒力向上に大きく関わっていることを実感してきました。

昨今、ますますデトックス、プチ断食などで体の老廃物を出す健康法が注目されています。

「出す」という考え方は、自然医学の大きな柱であり、特徴になっています。次は砂浴を通して具体的に老廃物の排泄とは何かを考えていきます。

老廃物を溜めない身体を作る砂浴のすすめ

体の中では常にエネルギーを得るための代謝が行われていますが、その際に発生する二酸化炭素やアンモニア、尿素、尿酸、有機酸など、主に汗や尿、便、呼気によって排泄されるものを老廃物と呼んでいます。

肺から二酸化炭素を排出する呼吸、腸から食べかすを排出する排便、皮膚からの不感蒸泄、発汗などが含まれ、代謝産物の大部分は、腎臓を中心とする泌尿器系によって排泄されています。

老廃物が体内に溜まると顔や足のむくみが生じ、便秘になると肌荒れを引き起こします。

また、漢方では水分が体に余分にたまっている状態を「水毒」、食べすぎて体に余分な栄養がたまっている状態を「食毒」などと表現することもあります。

このような感覚、機能異常の段階を過ぎるといずれ器質的な異常に移行し、病名診断を受けることになってしまいます。

また、われわれ現代人は、食品添加物、アルミや水銀などの重金属、残留農薬、放射性物質などの生命活動に直接害を及ぼす物質を日常的に体内に取り込んでいますので、これらをできるだけ排泄することも重要なことです。

老廃物は、健康な身体であれば自然に排泄されるものですが、内臓の疲れ、新陳代謝の低下、ストレスの増大などにより排泄が滞ってしまいます。

特に解毒機能を担っている肝臓、排泄の要である腎臓、腸など内臓の機能が低下していると十分な排泄が行なわれません。

その意味で食事、運動、手当てなどの日常的なケアがとても大切になります。

しかし、それでも追いつかない時には、年に一度は砂に埋まることをおすすめしています。

砂浴とは、「病」を出していくこと

自らの砂浴体験を踏まえ、病者さんに砂浴をすすめて30年近い年月が経ちます。

この間、年数回の砂浴合宿を企画し、その中で多くの砂浴体験者と接してきました。

砂に埋まることによって老廃物の排出が促進され、様々な症状が消えていきますが、一時的にだるさが増して、辛く感じる事も少なくありません。

タマネギを一枚一枚剥くような例え話しをします。

症状というものは、タマネギの皮のように幾十にも重なり合っています。

皮の一枚一枚はそれぞれ違う症状の顔を持っています。

外側の一枚が剥けると次の皮が出てくるように一番表面の症状がなくなると次の症状が現れてきます。

これを何回も繰り返す中で一番奥にある症状の本質が表面に出易くなってきます。

砂浴の回数を重ねると次々に症状が表出してきますので、砂浴後はその都度ゆっくり休み、お風呂に入ったり、温熱療法などの手当てを実施してください。

操体法の創案者、橋本敬三先生は「人は一生健康で気持ちよく生きていくように設計されているが、自然の法則に反した生活が続くとからだに歪みが生じ、不快な症状がでてくる。そこで歪んだからだを元の設計通りに戻してバランスをとると症状が消える」と言っています。

砂療法も同じ考え方です。

砂に埋まると、〇〇病がよくなった、というのは結果的によくなっているのですが、体の老廃物が排出されると、どんどん体が楽になりその結果、症状が消えていくということです。

実際に砂浴中はとても呼吸が深くなります。

世の多くの呼吸法では、吐く息に重きをおき、細く長く、吐き尽くせと教えますが、砂浴では無意識のうちに自然に呼吸が深くなっています。

足がドクンドクンとまるで全身が脈を打っているような感覚は砂浴のもっとも端的な反応で、特に末梢循環の改善に大きな効果があると同時に利尿が促進されます。

そして、汗をたくさん出ますし、腸が刺激され便通改善にも効果的です。

実際、砂に埋まり続けると症状の変化が実感できるでしょう。

まずは現場の経験者の声をお聞きください。

いままで経験したことがない身体感覚(リウマチ)、なにかからだの内部から動き出す感覚(脳梗塞)など多数寄せられていますが、その一部を紹介します。

身体の排泄機能の活性化と砂浜の自然要件がからみ合って治癒の地場が形成されていると考えています。

・ 砂浴〜 mさん

砂は埋まってみないとわからないと誰でも言うが、本当にその通りで私も埋まってみてはじめてその威力に驚かされた。

私の病歴も長くなったものだが、もし私が砂に出会っていなかったら、今日の私はなかったと思っている。首だけ出して砂に埋まり、体内の毒素を出す治療法があると知ったのは、リュウマチと診断されてから10年も時が経っていた。

長い間の苦しみの末に出会えたこの自然療法。

それまで薬の副作用に苦しみ、さてなにもやってもリュウマチは治らない病気と言われ、心身ともに疲れ果て、出口のないトンネルでも入ってしまったような私だったが、副作用がないのなら何でもやってみよう、自然の砂浜に入るのならお金もかからないことだし、と納得し、期待といささかの不安の中で、出かけていった日のことは、今でもよく思い出される。

砂浜に穴を掘って何時間も埋まると聞いたときは、驚いたものだったが、大自然の中で砂に埋まって地平線を眺めたとき、なんともいえない安らぎを覚え、「いったい、今まで自分は何をしてきたのだろう」と体中の力が抜けていったのが、忘れなれない。

何をやってみても、リュウマチは治らない病気だと言われてきた私にとって、この自然の大きさにつつまれ、すばらしさに触れたことで心身が開放されていき、屈折した思いも少しずつ消えていき、そのことが私にとってたとえようにもなく嬉しかった。

そして砂に出会えたこと、よき指導者にめぐり会えたことに心から感謝した。

穴を掘って埋めてくれる仲間への感謝、そして埋まる回数を重ねるたびに出てくるからだの変化、まずは排毒すること、出さなくては身体が変わらないのだと気付かされ、目が覚める思いがした。そしていつのまには迷いもふっ切れ砂療法にかけてみようと思うまでになっていったのである。

自分の体験は言うにおよばず、実際に子宮がんが手術せずに治っている方、アトピー性皮膚炎がすっかりよくなっている人、肩こり、腰痛はもちろん、驚くばかりの事例を目の当たりにして、私の確信は深まるばかりであった。言うまでもないが、砂にさえ埋まっていればよいのではなく、食生活をはじめとして、健康管理は自分自身の責任なのである。しかし、この大きな自然の恵みは、誰にも公平で平等で、こちらが素直な心で受け入れれば、砂は必ず応えてくれることも私たちに勇気を与え励ましとなってくれた。

しかし、治っていく過程で、今まで自分が患った病気の歴史をたどっていくということも忘れてはならない。私も今日に至るまで、見事なほどに我が病歴を辿っている。このことを理解しないと砂療法がつまずく。人は弱く、まして患っている人は、迷いや不安だらけだが、砂が癒してくれることを信じて、歩き続けたい。

もう一つの出す事〜感情の排泄

〜ひたすら砂に埋まること〜

現代社会では、ストレスとの向き合い方しだいで体調が大きく変化します。

砂に埋まっている時間は、自然から聞こえてくる様々な音が五感に反応してきます。

情報過多になっている現代社会のなかで、情報をなにも入れないひとしきりの時間は、心の中の負の感情を「出す」ことにつながり、排泄としての役割があるようです。

風や波の音、小鳥のさえずり、時には雨音などはふと穏やかな気持ちさせてくれます。

負の感情を溜めこまないで、出すことも大切です。

その意味でも砂に埋まることはとても重要な役割を担っています。

・砂浴の方法

① 砂の見分け方

できるかぎり、きれいな砂浜を選び、車やバイクが進入できないところがベスト。

波打ち際からできるだけ離れた砂浜を選ぶ

日本は四方を海に囲まれているので気軽に砂浴ができる環境にあるといえます。

でも最近は、環境汚染のため海辺の砂浜が汚れていることも考えられますのでまずはきれいな砂浜を選んでください。

きれいな砂浜を見つけたらできるだけ水辺から離れたところの砂の粒子が細かい煬所がおすすめです。

このような砂には微生物が多く生息しているので浄化力が高くなっています。

季節の砂浴

四方海に囲まれている日本には、各地に砂浴に適する砂浜があり、春から秋まで砂浴ができます。

季節に応じた砂浴の方法、反応などもそれぞれ特徴があり、季節ごとに砂浜の環境、砂の顔に違いがあることに気がつきます。

春〜冬の間に十分休息していた砂は、春の日差しを浴びて、エネルギーで満ち溢れています。

気温23度、お天道様の日差しがあれば砂浴は十分可能です。

冬期間、体内に閉じこもりがちだった老廃物は、砂の力で身体が開いてくると同時に体の外に排泄されていきます。

初夏〜5月

連休が終わると若葉が映える新緑の季節です。五月晴れの下、1年間の中で最も気持ちよい砂浴日和がつづきます。

日差しは強く、気温が急上昇していますので汗が出やすく、1日何回埋まってもその度にたっぷり汗が出やすいことがこの季節の砂浴の特徴です。

※ 日差し対策

日焼け対策として、ビーチパラソルと日傘を用意します。水分補給は水、又はお茶等でこまめにしましょう。

梅干し、塩など塩分補給は欠かせません。

梅雨〜

湿度が高く、体内には余分な水分(水毒)が溜まり、体調を崩すことが多い季節です。

自力で毒素を出すことが難しくなっていますので、梅雨時に一度砂浴を経験すると砂の排泄効果を最も実感できるでしょう。

梅雨前線が停滞し、気圧の変化が激しいこの季節はもっとも砂の効果が出やすいと言われています。

※雨対策

せっかく楽しみにしていた当日、雨が降っていることがあります。

砂浴初心者にとっては、本当に砂浴ができるかどうか、心細く心配になります。

雨天時は、上半身は着衣のまま、まずは足だけ埋まってみましょう。

ビーチパラソルがあれば十分対応できます。

足だけでもドクンドクンと感じてきますので、十分効果が得られます。

体が砂に馴染んでくると、全身埋まってみようか、という感覚になって来ます。

気温が低い時には、新聞紙もしくはビニールシートを砂の上に敷くと温かさを感じて来ます。

長年の砂浴経験者には、意外に雨上がりの砂浴が一番気持ちよい人が少なくありません。

土用〜残暑

梅雨が明け本格的な夏の到来です。

気温は30度を越える日がつづきます。

強い日差しが出ていると砂浜の地表温度は40度を越えています。

せっかく遠方から来たし、長時間埋まりたいという気持ちをぐっと押さえ、午前の涼しい時間、午後の遅い時間帯の中で2時間程度埋まることをおすすめします。

秋〜

9月後半は秋風が吹き、秋雨前線が停滞している時は、しっとりしている砂に埋まることが多くなります。

日差しが出ていなければ寒いくらいの気温ですが、足から埋まって、なれてきたら全身埋まってみましょう。

10月は秋本番を迎え、秋の晴天が続き、気圧の高い日がつづきます。

初夏と同様、砂浴がもっとも気持ちよいと感じる季節でもあります。

※ 息苦しいと感じた時に

全身砂に埋まった後に、息苦しさを感じることがあります。そのような時には,まずは、両腕を砂から出してみましょう。

感想

〜砂浴、初トライ‼〜 9月6日  K・Y
何時間も横になっているのは、シンドイだろうか、、、と思っていたが、なんのその、、、からだはとても楽だった。砂をかけていただいて、すぐに手首のあたりと膝の下のあたりがトクン、トクントクンと脈打ち出し、時折、膝の下や腕の内側に蟻が噛むようにチクン、チクンと痛みはあるものの、「お〜体験談に書いてあった通りだあ」と一つ一つのからだの反応を喜んで感じました。さて、明日はどんな砂浴になるだろう〜?楽しみ楽しみ。

〜両極の砂浴〜  7月18日   S・K
昨日は汗をたくさんかいて、心臓が体中にある様なドクドク感。色々なところがチクチク痛くて、体中が急がしく激しく反応しているようでした。ところが、今日はからだがだまってしまったかのように熱をうばわれないようにするのが精一杯で、苦しい感じでした。あれが正直な気持ちでした。でもおいしい食事は感激‼ それと操体法も良い感じ、今こうしていすに長いことすわっていてなんと、腰が痛くない! これはすごいことかもしれない、、、とジワジワと思っている私です。

〜毒をしこまた出してやろうという欲が、かえってストレスになっていたらしい〜8月24日 Y・T

うっきー、体じゅう痛い〜でも毒だしたい〜 もうがまんできない〜
もっと、自分に正直にリラックスしなくっちゃな〜。砂に入れば入る程、自分の生き方が軽快になっていく気がします。砂、自然、人、この世のすべてに感謝‼

〜砂浴合宿体験〜10月3日K・N

砂浴に参加してみようと、名古屋から来たのだから,自分なりに何か変化がえられれば、と思っていました。 自分が一番実感しているのは、尿の出が非常によく、何回トイレに行っているのかわかりません。呼吸もこころなしか、深くなっている様な気がしています。砂に入る前は、体中がかゆくなって、入っていられない気がしていましたが、とても気持ちよかったです。

砂浴(砂療法)を体験してみませんか?

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2018年の砂浴合宿は満席となりました

砂浴(砂療法)は東城百合子さんの著書「家庭でできる自然療法」で紹介されている自然療法です。砂浜に穴を掘って横たわり、首から下を砂に埋めて数時間過ごします。砂には、全身の毒素を吸い出し、心身を浄化するという働きがあります。ただ砂にからだをまかせ、太陽と大地のエネルギーをいっぱい浴びて元気になること。 それが砂浴(砂療法)の目的です。

砂浴はひとりでもできますが、一度指導者について経験するのもおすすめです。「砂浴合宿」では、福島県猪苗代湖で、20年前から砂浴の指導をしてきた「はしもと治療院」の橋本俊彦先生に、砂の入り方や、好転反応への対応など教えていただきます。

また、橋本先生による操体法や内臓調整法、LET(オーリングテスト)など、自分でできるからだメンテナンス講座も開催します。

「砂浴合宿」では、砂浴とともに。玄米粥と野菜ジュースを中心としたソフト断食も行います。肌からのデトックスに加え、ソフト断食で宿便を排泄し、腸もきれいにします。

遠州灘の雄大な自然に抱かれて、からだも心もリセットする砂浴。あなたも体験してみませんか?

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